行き違い
行き違い

走行中に、自車と対向車が互いにすれ違うことを、「行き違い」と言います。行き違いが生じた際には、普段以上に運転に集中が必要です。特に、狭い道や、自車か対向車の前方に障害になるようなもの(工事車両など)がある場合は、行き違いのタイミングや場所などにも気をつける必要があります。

行き違いの際にまず確認しなければならないのは、安全に行き違うことができるだけの側方間隔があるかどうかを見極めることです。これは、何も対向車との側方間隔(右側)だけでなく、左方の危険(脱輪や、往来の歩行者・自転車など)にも備えた、十分な間隔がなければいけません。少しでも不安を感じるようなら、原則や一時停止などによって、事故につながらないような対処をしましょう。「対向車を先に通してあげよう」というくらいの気持ちの余裕が欲しいところです。

さて、行き違いに関して抑えておきたいポイントは、狭い道などでの行き違いの際、「(原則的に)自車と対向車のどちらに優先権があるか」を把握しておくことです。とても単純なことなのですが、覚えておかないと学科試験で躓く原因にもなりますので、この機会にきちんと覚えてしまいましょう。

まず、工事現場や駐車車両などの障害物がある場合ですが、この場合には、障害物のある側が、無い側の車に道を譲るのが原則です。これは常識の範囲と言ってもいいことかもしれないので、細かい説明は割愛します。ただし、ひとつ気をつけなければならないのは、対向車側に障害物があるからといって、対向車の運転者が必ずしもルールどおりに道を譲ってくれるとは限らないということです。「ルールだから」と言って自分勝手に判断するのではなく、周りの状況をよく確認するクセをつけましょう。

他に、坂道での行き違いの場合や、山間部での崖に面した道路での行き違いの場合なども、きちんと抑えておきたい点です。ここでは結論だけ言います。
まず、坂道での行き違いについては、原則的に、上り坂側の車が優先です。
次に、側方が崖になっている道路での行き違いは、原則的に、崖に面していない方の車を先に通すのが原則です。
理由付けなどは、自動車学校の教本などを参考にしてください。

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