歩行者の保護等
歩行者の保護等

車を運転する際、道路の端や歩道に歩行者を見かけたら、十分に注意をして運転しなければなりません。たとえば信号のない横断歩道で歩行者が待っていた場合、停車して歩行者を優先してあげることは、気遣いなどの範疇ではなく、ドライバーが守るべき最低限のルールです。また、初心者や高齢者、聴覚障がい者等が運転する車両にはそれぞれマークがつけられているため、見かけたら思いやりの気持ちをもって優先してあげましょう。

歩行者などの保護は、ドライバーに課せられた最低限の、そして絶対のルールです。
そのため、歩行者保護に関するルールは、覚えておかなければならないことがたくさんあります。従って、ひっかけ問題も多く出題されています。
たとえば、「歩行者の横を通り過ぎるときは原則的に徐行をし、必要があれば十分な間隔を開ける」という問題があったとして、学科の学習をよく頑張っている方でも、なかなか即答はできないのでは無いでしょうか?
例題の答えは「×」なのですが、その理由が分かりますか?
この例題は、原則と例外が単純にひっくり返っているだけなのです。歩行者の横を通り過ぎるときにはまず十分な間隔を開けることが原則で、その余地が無い場合には、徐行して通過するのがルールです。

このような問題が解けるかどうかは、歩行者保護の意識が強いかどうかではなく、単に知っているか知らないかの話だと思います。運転免許の取得には、高度な知識や技術は要求されませんが、このような覚えておくべきポイントを抑えられるかどうかは、学科試験の合格率にも技能試験の合格率にも響いてくるところだと思います。(技能試験で歩行者の横を通る際も、当然、学科で学習した知識を活かさなければなりません。)
繰り返し繰り返し問題を解いて、少しでも早く合格されることを願っています。(シカクンはそのためにあるのです!)

さて、歩行者保護に関連して狙われやすいポイントを何点か挙げておきます。
「停車中の路面電車」、「路面電車が停車していない場合の安全地帯」、「横断歩道の手前に駐停車車両がある場合」、「信号がある場合と無い場合の歩行者保護」・・・このあたりの項目は、必ず覚えておきましょう。本試験で(二択問題が)90問出題される中で、これらの問題がまったく出ないということは考えにくいです。それほど頻出の項目ですので、ぜひ気合を入れて覚えてください!

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