標識・表示
標識・標示

車を運転していると、様々な景色を見ることができます。それはそれでドライブの醍醐味ではありますが、運転の際には景色に意識を向けるのではなく、交通状況や道路上の危険に常に気をつけていなければなりません。
とりわけ、どんな道路標識や道路標示が設置されているかを常時確認する必要があります。ここでは標識や標示の学科試験問題についてのお役立ち情報をお届けします。

標識には4種類の「本標識」があります。「本標識」は4種類に分類することができ、それぞれ「規制標識(特定の交通の方法の禁止や指定)」・「指示標識(特定の交通方法の許可や、場所の指定)」・「警戒標識(注意や警戒を促す)」・「案内標識(道路についての案内などを示す)」と言います。また、これらの「本標識」に追加の条件や指示を与える「補助標識」があります。

道路標識・道路標示についての問題は、教習生の皆さんが一番苦手にされている分野のひとつだと思います。
それもそのはず。覚えなければいけない標識・標示の数は膨大です。「本標識」だけでも、なんと100種類以上のバリエーションがあります。(まだ学習を始めていない人にとっては、気の遠くなるような数字だと思います。)

ただ、すべての道路標識の名前までをも覚えなければ合格できないのかというと、そんなことはありません。試験問題として出題されやすい標識もあれば、問題にはなりにくい標識もあるようです。(覚えなくていい、といっても、最低限意味を理解する必要はあります。試験問題に正解することより、実際に道路上を走ることのほうがはるかに難しく、責任も重いからです。)

個別の標識の解説は、各問題の中で行いますので、ここでは学習の指針だけを示したいと思います。

4種類の「本標識」のうち、最も試験問題で狙われやすいのは、圧倒的に「規制標識」です。まず規制標識の種類自体が多いですし、そのひとつひとつが、見落とすと大きな事故に繋がりかねないような、大切なものだからです。(たとえばよく見かける「最高速度」の道路標識も、規制標識のひとつです。)
次に問題数が多いのが、「指示標識」と「警戒標識」です。この2つも道路上の状況や、道路の使い方などを示すものですので、どのような問題が出てもしっかりと対応できるよう、確認しておきましょう。
「案内標識」は、文字通り道案内のための標識なので、出題数自体はそれほど多くはありません。意味の理解をきちんとできていれば十分でしょう。

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