能力や性格と運転/安全な運転計画
能力や性格と運転/安全な運転計画

車を運転しているのは機械ではなく生身の人間です。そのため、運転にはその人の性格や癖が大きく反映されます。交通違反をする人や、事故を起こしてしまう事も運転手の性格と深い関係性があります。何度も事故や違反を起こす人もいれば、無事故無違反をずっと守り続けられる人も存在します。自分の性格の分析は運転適性検査を受けると、運転に関わりが深い動作・行動・性格を分析する事が出来ます。運転をする上で状況に対応する判断が遅い人や、判断は早くても正確性に欠ける人は周囲の状況をよく把握して運転する必要がありますし、神経質過ぎる人はリラックスをして運転をしないとかえって危険です。攻撃的な性格の人や自己中心的な人は、周りに思いやりのある運転を心掛ける必要があります。

更に危険なのは心の状態が不安定な時に運転する事です。イライラしたり悩み事がある時や焦っている時などはスピードを出し過ぎたり、注意力や集中力が低下するので事故を起こしてしまう可能性が上がります。車の運転には「認知・判断・操作」という過程があり、認知から操作の行動を起こすまでにはラグが生じます。そのため、スピードの出しすぎや、注意が散漫になっていると事故に繋がりやすくなりますので、注意が必要です。気分が優れない時や具合が悪い時は運転を控えるようにしましょう。また、長時間の運転は疲労と共に集中力が低下します。行先までのコースや所要時間を頭に入れ、2時間に一度は休憩を取り、安全な運転計画を立てて運転するよう心掛けましょう。

教習所で実施するOD式安全性テストを受験すると、運動機能・健康度と成熟度・性格特性・運転マナーの4つの要素を元に、安全運転に関する適正を診断され、4つの運転タイプ(安全運転タイプ・もらい事故傾向タイプ・重大事故傾向タイプ・事故違反多発傾向タイプ)に分類され評価されます。受験後には自分にあった効果的な運転方法をアドバイスがありますので、参考にしましょう。また、自分自身を自己分析をし、自分がどのような運転をするタイプなのかを客観的に判断することも安全な運転をする要因の一つとなりますので頭に入れておきましょう。

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