一発免許の試験って難しいの?

免許の取得方法には、どんなものがあるんだろう?と調べている方が、「一発免許」というキーワードにたどり着いたと思いますが、これから取得しようと考えている運転免許を、過去に取得したことが無い方は、もう一度考えるタイミングと思って、このページで「一発免許試験」の難易度の高さを理解してください。

過去に取得したことがある方は、このまま読み進めてください。

「一発免許」の試験を受ける方の多くが、過去にその免許を取得していて、有効期限の失効や、免許の取り消しとなった方です。
私も過去に二輪の免許証を取得し、その後取り消し・・・。
取り直しのために一発免許試験を数回受けましたが、合格に至りませんでした。
「取消処分者講習」の有効期限が差し迫ったため、一発免許を諦め、教習所に通い直した苦い思い出があります・・・。

「技術は十分足りているはずだけどな・・・」
「試験官、ちょっとひどすぎない?」

そんな風に思っていました。

後から気付いたことなのですが、一発免許の難しさは、「技術」ではなかったのです。
「一発免許試験」は、技術を見極めているのではなく、安全な運転ができるか?を見極めているのです。

過去に免許を取得している人なら記憶に残っていると思いますが、教習所で行った試験では、技術よりも「安全」を重視されていましたよね?

エンジンを付ける前に、車の前後に回り、目で安全を確認する。
車のドアを開ける前に、後方を確認し後方から車が来ていないかを、目で安全を確認する。
車に乗ったら、椅子の調整やブレーキペダルとの距離を確認、ハンドルまでの距離やバックミラーの調整、サイドミラーのチェック、
ブレーキをかけながらエンジンを付ける・・・

運転を始める前にもこんなにもたくさんの「安全確認」が必要なのです。
エンジンを付ける前に、車の前後の確認をしている人なんて、現実的にいないですよね?
家の車庫でエンジンを付けるならば、まず誰もいないと判断するでしょう。
※いた場合には警察に電話ですね(笑)

だから、過去に免許を取得していて、運転の技術がある人でも合格できないのです。

では、なぜそんなに難しい試験を受験するのでしょう?
当然、受験する理由はそれ相応のメリットがあるからです。
一発免許にはメリットだけでなくデメリットも存在していますが、以下で詳しく説明していきます。

「一発免許」のメリット・デメリット

シカクン吹き出し!一発免許のメリット(普通車免許の場合)

数回の試験で合格すれば、教習所に通うよりも費用を大幅に抑えることができる

自動車免許にかかる費用は一般的に35万円前後ですが、「一発免許試験」で免許を取得する際、
一回もミスなく合格した場合には、10,750円(試験費用)+13,700円(取得時講習費用)=24,450円
という格安の費用で取得することができます。

免許取得までの期間を短くすることができる

教習所での取得期間は2か月前後に対して、「一発免許試験」で免許を取得する際には、最短10日以内で
取得することができます。
※都道府県のルールに基づき、取得までの日数が異なるため10日以内としています。

シカクン吹き出し!一発免許のデメリット

技能試験の難易度が高いため、いつ合格できるか分からない

私の周りには、一度目の一発免許試験で合格したという人は残念ながらいません。
※前述しましたが、私は数回一発免許試験を受け、不合格が続いたため諦めて教習所に通い直しました。
結果、私のように一発免許試験を数回受けた分だけ、時間とお金を無駄にするという可能性があるのです。

技能試験で不合格になった理由を明確に伝えてくれない

学科試験は、既定の点数を取ることができなかったと認識できますが、技能試験ではその理由が明確に分かりません。
試験官により教えてくれる人もいるようですが、基本的には流れ作業で、次の試験者の対応をし始めます。

不合格の理由が曖昧な状態ですから、次の試験で何を直せば良いのか?分からず、不安を感じながら、
次の試験を受ける事になります。

試験を受ける日程が平日のみ

免許センターでは平日のみしか受験することができません。
平日に時間を作れる方は良いのですが、土日の休みを使って受験する方には悲劇です。
土日のみしか、受験できない方は、ここで諦めてください・・・。

メリットとデメリットを紹介しましたが、デメリットよりもメリットが上回る方のために、
「一発免許試験で免許が交付するまでの流れ」を紹介します。

一発免許試験で免許が交付するまでの流れ

一発免許試験を受験する前に、あなたに受験資格があるか?確認してください。
取消処分者講習の受講が済んでいますか?

「取消処分者講習」とは、過去に運転免許の取り消し処分を受けた者が、改めて免許を取得する前に、受講する必要があるある講習です。
講習内容は2日間、運転のリスクや道路交通法についての講義を受け、講習終了後に「取消処分者講習終了証」が発行されます。
取消処分者講習の有効期限は発行から1年間で、その間に免許を取得出来なければ、免許を取得する際に、
改めてその講習を受ける必要がありますので注意してください。

また、過去に運転免許の取り消し処分を受けた方は、欠格期間を確認してください。
「欠格期間」とは、免許の取得資格が与えられない期間を指し、その期間は試験を受ける事ができません。
欠格期間でも「取消処分者講習」は受講する事ができます。

続いて本題の「免許取得までの流れ」を説明します。

1.仮免許の学科試験に合格する

運転免許センターで、仮免許受験の手続きを行い、受験手数料の支払いをする。

仮免許試験時の持ち物

・住民票(本人分のみの物で、本籍地が明記されているもの)
・運転免許(取得者のみ 例.原付の免許)
・身分証明証(保険証やパスポートなど公的な身分証)
・写真(既定のサイズの物 多くの免許証センターではスピード写真機があります)
・筆記用具(仮免許の筆記試験で使用しますが、試験室内で借りる事もできます)
・仮免許受験手数料 4,550円
・仮免許交付手数料 1,100円

適性検査を合格する。

仮免許の学科試験で合格する

仮免許の学科試験は、制限時間30分で問題数は50問で、マークシートを使用し「〇」「×」で回答します。
1問2点で、100点満点の90点以上で合格となります。
合格の場合のみ、技能試験を受ける事ができます。

仮免許の学科試験問題は、当サイト「シカクン」をご利用ください。

2.仮免許の技能試験に合格する

仮免許の技能試験は、運転免許センターの敷地内で行われます。
減点方式で行われる技能試験は、100点の持ち点から始まり、技能試験終了時に70点以上の持ち点であれば合格となります。
※学科試験と技能試験を同日に行わない都道府県がありますので、事前にお調べください。

技能試験に不合格だった場合、以降の試験では技能試験のみとなりますが、再受験には学科試験の合格・不合格に関係なく、仮免許受験手数料の4,550円が都度かかります。

技能試験に合格すれば「仮免許証」が発行されます。

3.本免許の学科試験に合格する

運転免許センターで、本免許受験の手続きを行い、受験手数料の支払いをする。

本免許試験時の持ち物

・上記、記載の仮免許試験時の持ち物(手数料を除く)
・仮免許証(有効期限は発行から6ヶ月)
路上練習申告書(3カ月以内に行われた10時間以上(5日以上に分けた)の練習記録)
・取消処分者講習終了証(取消処分を受けた者のみ 有効期限は発行から1年)
・本免許受験手数料 3,050円
・本免許交付手数料 2,050円

適性検査を合格する。

本免許の学科試験で合格する

本免許の学科試験は、制限時間50分で問題数は95問で、マークシートを使用し「〇」「×」で回答します。
1問1点の問題が90問、1問全て正しい回答で2点もらえるイラスト付の危険予測問題が5問、100点満点の90点以上で合格
となります。
合格の場合のみ、技能試験を受ける事ができます。

本免許の学科試験問題は、当サイト「シカクン」をご利用ください。

4.本免許の技能試験に合格する

本免許の技能試験は、一般道での技能試験と、運転免許センターの敷地内での「方向転換」もしくは「縦列駐車」が行われます。
減点方式で行われる技能試験は、100点の持ち点から始まり、技能試験終了時に70点以上の持ち点であれば合格となります。
※学科試験と技能試験を同日に行わない都道府県がありますので、事前にお調べください。

技能試験に不合格だった場合、以降の試験では技能試験のみとなりますが、再受験には学科試験の合格・不合格に関係なく、
本免許受験手数料の3,050円が都度かかります。

5.取得時講習を受講する

技能試験に合格した後に、取得時講習を受講する必要があります。
「取得時講習」とは、法律上定められた講習で
「危険予測ディスカッション2時限」
「高速道路教習2時限」
「応急救護処置講習3時限」
の7時間の講習を指します。
※1時限=50分の講習

運転免許センターの指定された機関で受講してください。
受講後に、「取得時講習終了証」が発行され、それを運転免許センターに持って行くことで、
ようやく免許が交付されます。

事前に、「特定教習終了証」を取得している方は、技能試験を合格した当日に免許交付となります。
※特定教習の内容は、習得時講習と同一の物です

以上で、一発免許試験ついての説明は終わりになりますが、過去に免許を取得したことが無い方が、一発免許試験を受けるのは、
「大切な時間を失う」ことになると思います。

免許を取得したことが無い方が、絶対に合格できないということではありませんが、難易度はかなり高いので、
受ける場合には覚悟してください。

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